腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは?

背骨(脊柱)には脳から手足を動かすために神経が通っています。
その神経を保護するための通り道として、背骨一個一個(脊椎)にトンネル状に隙間があり、これを脊柱管といいます。

脊椎は靭帯や椎間板と呼ばれる組織で連結されており、一個一個が自由に動かせるようになっています。

しかし、ホルモンバランスの低下によりそれらの靭帯が肥厚したり、過度な負担や石灰化により骨が変形することによって、脊柱管が狭くなることで神経を圧迫し、痛みやしびれが出る状態のことを腰部脊柱管狭窄症と言います。

主な症状とは?

腰の痛み、下肢の痛み・しびれが主症状です。

直立、歩行といった状態を継続すると症状が増し、腰を前に丸めるようにして少し休むと症状が軽減、消失する間欠性跛行(かんけつはこう)が特徴的です。

原因とは?

加齢に伴いホルモンバランスの低下や過度な負担により、靭帯や骨などの変化によるものと言われており、60~70歳以降の方に多く見られます。

一般的に行われている診断方法と施術とは?

X線撮影、脊髄造影、CT、MRIなどの画像診断です。

症状が軽いものでは投薬で、症状が進行していく、症状が重い、という場合には、ブロック注射、手術となるようです。

いずれにしても、始めのうちは痛みが少し楽になる方もいらっしゃいますが、そのうちに効かなくなる方が多いようです。

整体における脊柱管狭窄症への施術とは?

整体では、肥厚、変形した組織を変化させることはできませんが、腰痛、下肢痛、痺れ等の症状が楽になるケースは少なくありません。

歪むことで、腰の筋肉の張りの前後差、左右差、上下差、また臀部の過緊張が見られます。
これらの前後左右上下、体全体でのバランスを取ることで痛みに変化が出ます。

また、生活習慣によって引き起こされているケースが多いため、それらの姿勢指導をしています。

2023.3.30 2023.4.1