頸椎ヘルニア

頸椎ヘルニアとは?

頸椎ヘルニアとは、正式には頸椎椎間板ヘルニアと言います。

背骨は「椎体」という骨と、その間でクッションの役割を果たしている「椎間板」が交互に重なり合っています。

椎間板は、髄核と呼ばれる柔らかい組織とそれを覆う線維輪と呼ばれる硬い組織でできています。

繊維輪が壊れてしまい、そこから柔らかい髄核が飛び出ている状態のことを、椎間板ヘルニアと言います。

ヘルニアというのは
『本来あるべきところから脱出している状態』という意味です。
首なら『頸椎ヘルニア』といいます。

頸椎ヘルニアの症状とは?

首や腕に『痛み』または『痺れ』が出ます。

痛みの場合、動作時に症状は悪化したり、また夜間痛を伴う事もあります。

痺れの場合、指先の感覚異常や、腕が重だるい、握力が出ないなどの動作の鈍さが起こる事もあります。

治療法は?

画像診断(レントゲン・MRI)が一般的です。

消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、ビタミンB剤などで様子を見ていきます。

痛みが強い場合は、カラーを使用する場合もあるようです。

頸椎ヘルニアになりやすい姿勢は?

デスクワークなどで、背中を丸めて顎を前に突き出すような姿勢、背筋を伸ばして下を向くような姿勢は、首への負担を大きくします。

また首に負担のかかる激しいコンタクトスポーツ(相撲・ラグビー・剣道・バスケットボール等)も気を付けたいところです。

頸椎ヘルニアになってしまったら?

痛みがあるとついつい痛みを確認したくなります。

ですが、この痛みをとにかく確認しないことが第一となります。

この『痛みを確認する』という行為ですが、例えるなら『切れている傷口を何度も触る』ようなものです。

辛いなりにも少しでも楽な状態、楽な姿勢をキープする事が早く良くなるためのポイントです。

整体では何をするのか?

頸椎ヘルニアの場合、痛みが強いケースが多いため、お客さんが楽に感じる首の角度での施術をし、筋肉、神経の捻じれ歪み、固さを取り除いていきます。

頸椎ヘルニアの一番の原因は、姿勢の悪さによる頸部の負担だと考えています。

自分の癖などを見つけながら姿勢指導をしています。

2023.3.31 2023.4.1