頭痛の種類とは?
頭痛には、一次性頭痛と二次性頭痛があります。
一次性頭痛
- 片頭痛(偏頭痛)
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛
二次性頭痛
- 脳腫瘍
- くも膜下出血
- 骨髄炎などの感染症によるもの
- 高血圧によるもの
- 外傷による頭蓋骨内部の出血によるもの
- 心身症など精神疾患によるもの
- 薬剤の多使用によるもの
こちらでは一次性頭痛について、詳しく説明をしていきます。
片頭痛(偏頭痛)とは?
原因は明らかになってはいませんが、頭蓋骨内の血管が急激に拡張する事で炎症を引き起こすため、という説があります。
ストレス、疲労、睡眠不足、女性ホルモンなどが関わっていると言われています。
症状の特徴は
- こめかみから目の辺りがズッキンズッキンと脈を打つように強い痛みが出る
- 動くとガンガンと痛みが増すため動けない
- 吐き気、嘔吐
- 光や音がやたら気になる
- 閃輝暗点(せんきあんてん)というチカチカした光やギザギザの光が見えたりする事もある
緊張型頭痛とは?
一般的な頭痛のなかでもっとも頻度が高い頭痛です。
首や肩の筋肉が緊張することで起こります。
精神的ストレスや睡眠不足、首に負担が長時間かかるような姿勢を取ることで、首肩回りの血流が悪くなり、緊張状態が続くことで起こると言われています。
症状の特徴は
- 後頭部を中心に頭全体が締め付けられるように重い痛みが出る
- 一定の鈍い痛みが続く
- 首肩のこりがひどくなるにつれ痛みが増す。
- 温めると楽になる傾向がある
群発頭痛とは?
原因は明らかになってはいませんが、首を通っているの血管が広がって炎症を起こすことが原因ではないかと言われています。
ストレスや体内時計の乱れが関係しているのではないか?と言われているようです。
症状の特徴は?
- 目をえぐられるような痛み
- 前頭部、側頭部にかけての激しい痛み
- 1~2か月にわたって毎日痛む
- 1~時間の間だけ痛む
- 夜間、睡眠中に痛みが出やすい
- 痛みが出ている間は、落ち着かず興奮したような状態になることがある
- 男性に多い
二次性頭痛について
- くも膜下出血
- 脳内出血
- 脳腫瘍
- 骨髄炎
などがあります。
特に『くも膜下出血』は、短時間で命に係わりますので、速やかな医療受診をお勧めします。
くも膜下出血の特徴は
- バットで「バカン!」と殴られたような痛み
- 今までに経験したことがない激しい痛み
- 激しく吐く
- 意識を失う
というものがあります。
自分のみならず、周りにもそのような状態になっている方がいる場合は、即座に救急車を呼んでください。
頭痛が起きたらどうすれば良いのか?
まずは痛みの特徴をみます。
- 突然の頭痛で、しかも今までに経験をしたことが無いほどの痛み
- いつもとは何か違う痛み
- 日ごとに頻度や強さが増す
- 発熱、吐き気などを伴う
- 痺れ、麻痺などを伴う
- 精神状態の変化を伴う
- 50歳過ぎて初めての頭痛
以上のような場合は、二次性頭痛である可能性が高いため、速やかに医療機関への受診をおすすめします。
一時性頭痛については、『温める』『冷やす』を自分にとって楽になる方を選択すると良いです。
またストレスが大きくかかわっているケースが多いので、自分の状況を見直し、ストレスが少しでも掛からないようにするのも対策の一つです。
整体からみる片頭痛(偏頭痛)とは?
整体では、一次性頭痛について対応します。
一次性頭痛の多くの原因は、首、頭蓋骨の歪みであり、これらの調整をすることで症状が軽減、消失していく場合が非常に多いです。
頭痛になる方によくみられる特徴
- 背中を丸め顎を前に突き出している
- 大げさにうなずく癖がある
- 首をゴキゴキ、パキッと鳴らす癖がある
- 首をよくぐるぐる回す
- 痛みが出るほど上を向く
- ソファーのひじ掛けなど、固いところに頭を載せて寝る
- ストレスが高い
などがあります。
首を正しい位置に戻し、保つこと、首を歪ませることのない日常生活を送る事が、改善につながるポイントとなります。
首の正しい位置とは?
握りこぶしを鎖骨の付け根の上に置き、顎が軽くつくぐらいが首にとって理想な位置です。
2023.3.31 2023.4.1
首・頭痛